起業の準備③サービスのイメージと整理
- 隼人 仲宗根
- 2018年1月16日
- 読了時間: 2分
事業に必要な「お金、物、人 」の整理整頓と、それぞれのスケジューリングが起業準備のスタートです。準備を進めるうえでは、見込みと違ってくることや予定の変更も想定に入れておかなければなりません。アクシデントが発生したとしても、柔軟に対応できる余裕をもてることが理想です。
「お金、物、人 」のハード面が整理できたら、次にソフト面である「売るもの(サービス)」の整理を始めます。例えば、
①サービスメニュー
②料金(報酬)設定
③宣伝・提案・集客
④客数分布イメージ
⑤キャッシュフローシミュレーション
⑥アフターフォローイメージ
などです。予定している事業のサービスメニューやアイデアを書き出したものを並べてみて、それぞれイメージします。そうすると、
①競合他社の調査
②対象地域へのアプローチ
③独自性
④リスク
⑤継続性
などの調べておくべきことや、追加して検討すべきことが浮かび上がってきます。それぞれをいつまでに、どのように進めるのかをスケジューリングしていきます。
ソフト面の対策は開業以降も随時ブラッシュアップしていくべきことですが、起業準備の段階で対策に着手しておくことが重要です。なぜなら、想像以上に時間がかかるうえ、事業の成果を左右するのはソフトの質にかかっているからです。お金をかけて見た目は素晴らしい施設や設備を整えても、サービスのレベルが低いとお客様の支持は得られません。
「お金を使い、物を用意し、人を採用」する計画や準備と並行して、ソフト面のやるべきこともスケジューリングしていきましょう。
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